鳥取砂丘は、日本海を望む雄大な景色と、サンドボードをはじめとするアクティビティが楽しめる、国内でも特別な場所です。この記事では、鳥取砂丘でサンドボードを安全に、そして最大限に楽しむために必要な準備、特にソリやボードの持ち込みに関する公式ルール、そして体験時の注意点を詳しくご紹介します。天然記念物である砂丘のルールを守り、最高の砂丘体験をしましょう。
1. 鳥取砂丘でのサンドボード体験
鳥取砂丘とは?その魅力と特徴
鳥取砂丘は、日本最大級の砂丘であり、国の天然記念物および国立公園の一部に指定されています。東西約16km、南北約2.4kmに広がるこの砂丘は、風紋(ふうもん)や砂簾(されん)といった自然が織りなす美しい模様、そして雄大な日本海とのコントラストが最大の魅力です。その壮大な地形は、サンドボードをはじめとするアクティビティに最適なフィールドを提供しています。
サンドボードの魅力と推奨するスポット
サンドボードは、スノーボードのように砂の上を滑り降りる爽快なアクティビティです。雪とは異なる砂特有の滑り心地と、目の前に広がる大自然の中を滑走する非日常感が魅力です。
- 推奨滑走スポット: 砂丘内の砂滑りは、安全確保と自然保護の観点から、基本的に**「馬の背」(砂丘最大の高まり)の東側エリア**でのみ許可されています。他のエリアや体験スクールが利用している場所では、衝突を避けるために十分な注意が必要です。
鳥取砂丘でサンドボードができる場所
サンドボードを体験する最も一般的な方法は、専門業者による体験スクールへの参加です。
- 鳥取砂丘サンドボードスクールなどが有名で、必要な機材のレンタル、安全指導、保険が含まれたツアーを提供しています。
- 個人でソリやサンドボードを持ち込んで滑走することも可能ですが、滑走可能エリアは限定的であり、後述する持ち込み規制と条例を遵守する必要があります。
2. サンドボードの準備と持ち込み
サンドボードの持ち込みに必要な道具
個人でソリやサンドボードを持ち込むこと自体に規制はありませんが、運搬具や大型の機材については制限があります。
- ソリやダンボール: 砂丘内で使用することは可能ですが、使用後は必ず持ち帰らなければなりません。
- 大型機材の制限: 2人程度で一度に運べない大きさ(面積 $1\text{m} \times 2\text{m}$以上を目安)の機材は、工作物設置と見なされ許可が必要となります。
- 運搬用具の禁止: 機材運搬用の荷車やソリ(キャリーワゴン等)は、車馬乗り入れとして許可が必要なため、持ち込みができません。小さなボードやソリは手で持ち運ぶ必要があります。
レンタルオプション:鳥取砂丘サンドスライダー
サンドボードを初めて体験する方や、手ぶらで気軽に楽しみたい方には、レンタルオプションがおすすめです。
- 鳥取砂丘サンドボードスクールでは、ボードやヘルメット、長靴などの必要な装備一式をレンタルできます。
- 「サンドスライダー体験」として提供されていることが多く、インストラクターの指導のもと安全に楽しむことができます。予約制が基本です。
長靴と靴カバーの重要性
砂丘を歩く際は、靴の中に大量の砂が入り込みます。
- 長靴:砂の侵入を防ぎ、足首まで安定させるため、砂丘でのアクティビティには最適です。体験スクールでは無料でレンタルできることが多いです。
- 靴カバー: 自分の靴で楽しみたい場合は、砂の侵入を防ぐ靴カバー(ゲイター)を用意すると快適性が向上します。
3. 注意が必要なポイント
禁止行為と条例について
鳥取砂丘は自然公園法に基づき保護されており、以下の行為は規制・禁止されています。
- 動植物の採取・損傷: 砂丘の動植物を傷つけたり持ち帰ったりすることは禁止です。
- 大型機材の持ち込み: 前述の通り、大型機材や運搬用具の使用には事前の許可が必要です。
- 落書き: 砂に文字や絵を掘り込む行為は禁止されています。
- ドローンの使用: ドローンの飛行は原則として禁止されています(撮影目的での利用には許可が必要です)。
雨の日のサンドボードに関する注意点
- 滑走性の低下: 砂が水分を含むと重くなり、滑走しにくくなります。天候によってはアクティビティに適さない場合があります。
- ツアーの中止: 荒天時や悪天候が予想される場合は、体験ツアーが中止になることがあります。事前に公式ウェブサイトや電話で確認しましょう。
- 砂の付着: 濡れた砂は服や靴に付着しやすく、後処理が大変になるため、タオルや着替えがあると安心です。
体験する際の安全対策
- 水分補給: 特に夏場は熱中症のリスクがあるため、水分補給はこまめに行いましょう。
- 日焼け対策: 砂の照り返しは強いため、帽子、サングラス、日焼け止めは必須です。
- 滑走ルールの厳守: 指定されたエリア外での滑走は禁止です。他の利用者や体験ツアーの参加者と接触しないよう、周囲をよく確認してから滑りましょう。
4. サンドボードの楽しみ方
家族や子どもと一緒に楽しむプラン
持ち込みのソリやダンボールは、家族連れや小さな子どもが砂丘の斜面を滑り降りるのに最適です。ただし、滑走エリアは馬の背東側エリアに限定し、安全に十分配慮して楽しみましょう。使用後は忘れずに持ち帰ってください。
鳥取砂丘アクティビティの選択肢
サンドボードの他にも、鳥取砂丘では以下のような様々なアクティビティが楽しめます。
- らくだ遊覧: 砂漠の雰囲気を満喫できる定番のアクティビティ。
- 砂丘パラグライダー: 砂丘の上空を飛び、壮大な景色を一望できます。
- ファットバイク: 極太タイヤの自転車で砂丘をサイクリングします。
撮影スポット:思い出を残そう
サンドボードの滑走シーンはもちろん、美しい景色を背景に記念撮影を楽しみましょう。
- 馬の背の頂上: 日本海と砂丘が一望できる絶景ポイントです。
- 風紋: 早朝や風の弱い日に現れる芸術的な模様は、幻想的な写真が撮れるチャンスです。
5. 予約と申し込み方法
事前予約が必要な理由
サンドボード体験スクールは、定員制となっていることが多く、特に観光シーズンや週末はすぐに枠が埋まってしまいます。スムーズな体験のため、公式サイトから早めの予約を強くおすすめします。また、予約時間に遅れるとキャンセル扱いになる場合があるため、余裕をもって集合場所へ向かいましょう。
公式ビジターセンターの情報
鳥取砂丘に関する最新の情報、規制の詳細、天候による注意点などは、鳥取砂丘ビジターセンターが発信しています。
- 連絡先: TEL 0857-22-0021
- 営業時間: 9:00~17:00
サンドボード体験したい人へのアドバイス
「サンドボードを楽しみたいが、機材の持ち込みやルールが不安」という方は、まずは体験スクールに参加するのが最良の選択です。安全かつ確実にサンドボードの醍醐味を味わうことができ、必要な準備も最小限で済みます。
6. まとめ:鳥取砂丘サンドボードを楽しむために
鳥取砂丘でのサンドボード体験は格別ですが、天然記念物および国立公園という特別な場所であることを常に念頭に置く必要があります。
【持ち込みに関する重要事項】
- 個人でソリやダンボールを持ち込むことは可能ですが、使用後は必ず持ち帰る義務があります。
- 運搬用の荷車やキャリーワゴン、大型機材(2人以上で運ぶサイズ)の持ち込みには許可が必要です。手荷物で持ち運べるサイズに留めましょう。
- 滑走は**「馬の背」の東側エリア限定**です。指定エリア外での滑走は禁止されています。
【体験を楽しむためのアドバイス】
- 初心者やルールに不安がある方は、ボードや長靴のレンタルが含まれた体験スクールへの参加が最もスムーズで安全です。
- 砂丘は非常に歩きにくく、靴に砂が入りやすいため、長靴または靴カバーの準備は必須です。
- 夏場は特に、熱中症や日焼け対策を万全にし、安全に配慮して鳥取砂丘での素晴らしいアクティビティをお楽しみください。


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