瑠璃光院の紅葉を見逃すな！予約方法と最適な時期を徹底ガイド

瑠璃光院の紅葉を見逃すな！

瑠璃光院とは？紅葉が美しい理由

瑠璃光院（るりこういん）は、京都市左京区八瀬（やせ）にある寺院で、春と秋の年2回、期間限定で特別拝観が行われます。この寺院の最大の特徴は、書院2階の机や床に反射して映り込む**「リフレクション紅葉」**です。

磨き上げられた黒い机が、窓の外の鮮やかな紅葉を鏡のように映し出し、まるで絵画のような幻想的な景色を作り出します。この「床もみじ」や「机もみじ」と呼ばれる絶景が、国内外の観光客を魅了し、秋の京都を代表する紅葉スポットとして不動の地位を築いています。

瑠璃光院のアクセス情報

瑠璃光院は京都市内から少し離れた山間、比叡山のふもと、高野川のほとりに位置しています。

交通手段	ルート	所要時間（目安）
電車	叡山電車（えいでん）叡山本線「八瀬比叡山口駅」下車	徒歩約5分
バス	京都バス「八瀬駅前」バス停下車	徒歩約7分
自動車	駐車場はありません。周辺道路は大変混雑するため、公共交通機関の利用を強くおすすめします。	–

【八瀬比叡山口駅からのアクセス】 駅を出て、高野川にかかる橋を渡るとすぐです。道中は自然豊かな風景が楽しめます。

混雑を避けるための最適な訪問時期

紅葉シーズンの瑠璃光院は大変な人気で、以前は最大4時間待ちとなることもありました。現在は予約制が導入されたことで、以前のような長時間待ちはほぼ解消されましたが、予約自体は非常に困難です。

混雑を避けるための戦略：
1. 予約制期間外の平日早朝を狙う： 10月上旬〜11月上旬、または12月上旬〜中旬の予約が不要な期間（年により変動）の開門直後（10:00）を狙う。
2. 特別拝観プランの利用： JR東海「そうだ京都、行こう。」などの旅行会社や鉄道会社が提供する「早朝特別拝観」や「夜間特別拝観」など、限定のツアーやプランを利用する。（抽選・高額となることが多い）

瑠璃光院の紅葉を楽しむための予約方法

紅葉シーズンの特別拝観とその必要性

紅葉が最盛期を迎える期間（例：2025年では11月8日〜12月7日頃）は、「秋の特別拝観」として拝観が実施されますが、この期間は事前予約が必須となることが慣例化しています。

予約が必要な理由： 拝観者を時間帯ごとに制限することで、安全を確保し、一人でも多くの方が絶景をゆっくり楽しめるようにするためです。

瑠璃光院公式ホームページでの予約手順

拝観予約の具体的な方法は年や時期によって「往復ハガキでの抽選」または「専用フォームからのオンライン抽選」に変わることがあります。

【予約の一般的な流れ（例：往復ハガキ方式の場合）】

公式情報を確認： 瑠璃光院の公式ホームページで、その年の**「秋の特別拝観拝観予約について」**の告知を確認します。（通常、予約受付開始の1～2ヶ月前、8月〜9月頃に発表されます。）
応募： 往復ハガキに、希望人数、氏名、拝観希望日、時間帯などを記載し、指定された宛先へ郵送します。（応募締切は厳守。消印有効）
抽選・通知： 応募多数の場合は抽選となります。当選者には返信ハガキ（拝観証）が送付されます。（例：9月下旬頃）
当日： 当選ハガキに記載された指定された受付時間に来院し、身分証明書と合わせて提示することで拝観できます。

【注意点】

ハガキ1枚で応募できる人数や、希望日の記載方法など、細かいルールを厳守する必要があります。
拝観当日、身分証明書と当選ハガキが一致しない場合、入場を拒否されることがあります。

予約なしでの拝観についての留意点

紅葉最盛期の予約必須期間（例：11月上旬〜12月上旬）は、いかなる場合も予約なしでの拝観はできません。

瑠璃光院の紅葉、見頃と楽しむ時間

瑠璃光院の紅葉見頃ガイド

瑠璃光院の紅葉の見頃は、例年11月中旬から11月下旬にかけてです。

ピーク時期（11月中旬～下旬）： 書院の「床もみじ」や「机もみじ」が最も鮮やかに映える時期です。もみじの葉が散り始めると、苔庭に赤い絨毯が敷き詰められたような「散りもみじ」の景色も楽しめます。
最適な時間帯： 拝観時間の**午前中（10:00〜12:00頃）**は、窓から差し込む自然光によって紅葉の色が際立ち、また机のリフレクションが最もクリアに見える傾向があります。

秋のライトアップ情報

瑠璃光院では、例年、紅葉の最盛期に**夜間特別拝観（ライトアップ）**が行われることがあります。

夜間拝観の魅力： 漆黒の闇の中に浮かび上がる幻想的な紅葉と、リフレクションのコントラストが昼間とは全く異なる神秘的な美しさを見せてくれます。
拝観方法の特殊性： 夜間拝観は、一般の拝観予約とは別に、旅行会社などが企画する限定ツアーとして販売されることが多く、瑠璃光院へ直接行っても拝観できない場合がほとんどです。JR東海などのツアー情報もあわせてチェックが必要です。

夜間拝観の魅力とおすすめ時間

夜間拝観の受付時間は、通常18:00〜20:00頃に設定されています。

おすすめの時間帯： 開始直後（18:00台）は混雑しやすいため、少し遅い時間帯（19:00以降）の方が比較的ゆったりと見学できる可能性があります。
持ち物： 足元が暗いため、スマートフォンや懐中電灯などで足元を照らしながら移動しましょう。

瑠璃光院周辺の観光スポット

八瀬比叡山口駅からのアクセス

瑠璃光院は、叡山電車の終点「八瀬比叡山口駅」からすぐです。この駅周辺には、紅葉シーズンに楽しめるスポットが他にもあります。

比叡山延暦寺（東塔・西塔）： ケーブル八瀬駅から叡山ケーブル・ロープウェイを利用して比叡山へ登頂し、天台宗の総本山を巡ることができます。山頂からは紅葉と琵琶湖の絶景が楽しめます。
叡山ケーブル： 日本最長のケーブルカーで、車窓からも美しい紅葉の景色が楽しめます。

紅葉と共に楽しむ食事スポット

八瀬周辺には食事スポットは限られています。叡山電車で一駅の「宝ヶ池駅」周辺、または「出町柳駅」周辺まで戻ると、食事の選択肢が広がります。

八瀬周辺: 蕎麦屋や喫茶店などが点在しますが、紅葉シーズンは大変混み合います。食事は京都市内中心部で済ませることも検討しましょう。

写経や御朱印の体験情報

瑠璃光院では、拝観券に写経の用紙とボールペンが含まれていることが多く、書院2階の写経スペースで体験することができます。

写経体験： 絶景を目の前にしながら行う写経は、心を落ち着かせる貴重な体験です。書き終えた写経は奉納することができ、後日、祈祷してもらえます。
御朱印： 拝観受付にて御朱印をいただくことができます。限定の御朱印が用意されることもあるため、確認してみましょう。

瑠璃光院での体験を最大限に活かすために

チェック必須！瑠璃光院の見どころ

書院2階の「床もみじ」「机もみじ」： 絶景の中心地です。
瑠璃の庭： 書院1階から眺める、苔と紅葉のコントラストが美しい庭園。瑠璃色の光沢を放つ苔が一面に広がることから、瑠璃光院という名前が付けられました。
臥龍の庭（がりょうのにわ）： 龍が天に昇る姿を表現したと言われる庭園。

絶景スポットと写真の撮り方

「床もみじ」を撮るためのポイント:

反射を活かす: 机が写り込むように、カメラをできるだけ低く構える（机の高さに合わせる）と、より幻想的なリフレクション写真が撮れます。
光の向き: 午前中の自然光が差し込む時間帯が最も鮮やかに撮れます。
待ち時間: 絶景ポイントは混雑しますが、係員の指示に従って順番に撮影しましょう。

リフレクションを楽しむためのポイント

服装: 机に黒や濃い色の服が映り込むと、リフレクションがより際立ちます。逆に明るい色の服は反射に影響を与えることがあります。
静かに鑑賞: 瑠璃光院は仏教寺院です。特に静寂な書院の空間では、私語を慎み、座ってゆっくりと目の前の絶景を鑑賞することで、リフレクションの美しさを最大限に感じられます。

まとめ：瑠璃光院の紅葉を楽しむための全て

予約方法と注意点の総括

期間	予約の必要性	拝観方法	注意点
紅葉最盛期 (例: 11月中旬～下旬)	必須（抽選制）	往復ハガキまたはオンラインフォームからの事前応募・当選が必要。	予約がないと絶対に入場できません。公式HPの告知を待って速やかに応募しましょう。
ピーク前後 (例: 10月・12月の一部)	不要（一般拝観）	直接来院。開門直後を狙うのがおすすめ。	予約不要期間でも大変混雑します。開門前から並ぶ覚悟が必要です。

素晴らしい体験のためのアドバイス

防寒対策： 八瀬は京都市内よりも気温が低く、特に早朝や夕方は冷え込みます。温かい服装とカイロなどの防寒対策を万全に。
時間厳守： 予約拝観の場合は、指定された受付時間に遅れると拝観できなくなる可能性があります。交通機関の遅延を考慮し、余裕を持って行動しましょう。

再訪のための情報提供と次回への期待

瑠璃光院は、秋の紅葉だけでなく、春の青もみじの時期にも特別拝観が行われます。春の鮮やかな緑が机に反射する様子もまた格別です。もし秋の拝観が叶わなくても、ぜひ新緑の季節の訪問も検討してみてください。また、来年の紅葉シーズンに向けて、公式ホームページの情報をいち早くチェックする準備をしておきましょう。